郷、五輪初切符獲った「頑張って、ここまで来ることができた」

[ 2017年12月28日 05:30 ]

スピードスケート平昌五輪代表選考競技会第1日 ( 2017年12月27日    長野市・エムウエーブ )

力強い滑りを見せる郷亜里砂
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 夢舞台へGOサインだ。女子500メートルの郷亜里砂(30=イヨテツク)が低地リンクでの自己ベストとなる37秒40で2位に入り、初の五輪代表を確実にした。1位の小平には0秒27及ばなかったが、「凄くうれしくて、凄く安心した。自分の滑りをしっかりすることだけを考えていた」と安どの笑みを浮かべた。

 4年に1度の五輪代表選考会は、他の大会と空気が違う。「凄くピリピリした雰囲気で緊張した」と明かしたが、「ベストの滑りをするしかない」とスタート前には開き直った。同じ組の辻に100メートルでは遅れたものの、「しっかりついていくことをイメージしていた」と冷静に対応。コーナーの滑りもスムーズで、好タイムにつなげた。

 10年に山梨学院大を卒業後、国体の強化選手として所属を転々とした苦労人。「ここまで頑張ってきて良かった。やっと、ここまで来ることができた」という言葉に実感がこもる。「メダルを獲ることが目標。五輪が凄く楽しみ」。遅咲きの30歳は、夢舞台の号砲を心待ちにしている。

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