男子は中島、女子は長野が制す ともに初日のリード守った

[ 2017年12月28日 05:30 ]

スポニチ主催平成29年度関東高校ゴルフ選手権冬季大会 ( 2017年12月27日    千葉県一宮町 一の宮カントリー倶楽部 男子=6490ヤード、パー70 女子=6229ヤード、パー71 )

優勝した長野(左)と中島
Photo By スポニチ

 男子は初日首位の中島啓太(東京・代々木2年)が4アンダーの66とさらにスコアを伸ばし、通算10アンダー、130で2位に7打差をつけ圧勝した。女子は長野未祈(千葉・麗沢2年)が前半スコアを落とし並ばれる場面もあったが、75でとどめ、通算1オーバー、143で逃げ切った。なお、シード選手を除く男子上位38人、女子33人が来年3月の全国大会(滋賀・富士スタジアムGC)に進出した。

 1番のティーグラウンドに現れた中島はマスク姿で「カゼをひいたみたいです」とガラガラ声。のどの痛みがひどく、お茶も飲めないアクシデントに見舞われたが、ゴルフは文句なし。前半に3つスコアを伸ばして優勝を決定づけ、最後は7打差をつけた。それでも「優勝は考えず自分のショットだけを考えてプレーしました」と浮かれた様子はない。

 埼玉・大利根中3年の時に男子ツアーに出場した大器。将来は「多くのギャラリーに応援されるプロ」が目標で、今オフは「1Wのスイングスピードを上げて、キャリー285ヤード」に取り組んでいる。

 ≪一時並ばれるも踏ん張った≫長野はスタート5ホールで4打落とすまさかの展開。前半を終え麗沢の後輩・西郷に並ばれたが「私も頑張らなくては」と気持ちを切り替え、後半パープレーで乗り切った。今季は日本ジュニア2位。女子ツアーにも出場しており、来年の目標は畑岡奈紗のようにアマで優勝してプロ転向。それだけに副賞のニチレイ・レディース(6月)出場権を「最高にうれしい」と喜んだ。今オフは体幹、下半身強化に取り組み、28日には米・サンディエゴ合宿に出発する。

続きを表示

2017年12月28日のニュース