高野委員長 貴ノ岩は「体力、体重も落ちていると言っていた」

[ 2017年12月21日 07:20 ]

相撲協会臨時理事会

会見で高野危機管理委員長(右)の話を厳しい表情で聞く八角理事長
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 日本相撲協会は20日、元横綱・日馬富士(33=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ)の暴行事件に関する臨時理事会を開き、関係者の処分を決定。理事会後の会見では、19日夜に被害者の貴ノ岩が高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)ら危機管理委員会の聴取を受けていたことも明らかになった。

 【委員長&理事長と一問一答】

 ――貴ノ岩への聴取ができたいきさつは?

 高野委員長(以下、委員長)「貴乃花親方から、貴ノ岩の調べも終わって、検事から貴ノ岩が調査委員会の調査に応じることに差し支えないと言われたことが理由と聞いている」

 ――調査結果は最終?

 委員長「私の意識としてはこれで報告終わり」

 ――執行部はこれで最終報告という認識か?

 八角理事長(以下、理事長)「危機管理委員長に任せている」

 ――貴ノ岩の現在の様子は?

 委員長「快方に向かっていることは間違いないと思う。ただし、稽古していないので体力、体重も落ちていることを言っていた」

 ――貴乃花親方の聴取については?

 委員長「なるべく早い時期に、双方の日程を合わせてヒアリングすることは合意に達している」

 ――どういう経緯で横綱の処分が決まり、どう本人に伝えたか?

 理事長「(白鵬、鶴竜の両横綱は)最初に、いかなる処分にも応じると言っていたので、それを理事会で伝えた。処分する以上、本人の弁明を聞かないといけないが、高野委員長が弁明を聞いた。本人に直接伝えた」

 ――28日の臨時理事会は貴乃花親方について話し合われるのか?

 理事長「危機管理委員会の提言があるのでまずそれを聞きたい」

 ――再発防止検討委員会はいつまでに具体化するのか?

 理事長「できれば28日までにしたいが、人選もある。今後早急にやりたい」

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2017年12月21日のニュース