坂爪“スッキリ代表切符”宣言 全日本選手権「しっかり戦う」

[ 2017年12月15日 21:58 ]

 平昌冬季五輪の最終選考会を兼ねたショートトラックの全日本選手権の公式練習が15日、名古屋市ガイシプラザであり、男子の坂爪亮介(27=タカショー)がスッキリ代表切符を誓った。これまでの選考2大会の獲得ポイントで、男子で唯一、既に五輪代表を決めているエース。とはいえ、胸にあるのは4年前の心残りだ。

 「4年前はけがをして臨んだ最終選考だった。今回は調子が悪くない。しっかり戦いたい」

 13年9月末のワールドカップ第1戦上海大会で転倒して右足首を骨折。ボルトとプレートを足に入れたまま、その年の五輪最終選考会を兼ねた全日本選手権に出場していた。痛み止めを服用する手負いの状態だったため、1500メートルの8着が最高成績だった。故障前の選考大会で得点を荒稼ぎしていた貯金を生かしてソチ五輪代表を決めたものの、大会そのもののには不満が残った。

 今回はそのリベンジの舞台になる。

 「得意とする500メートルと1000メートルで優勝を狙うのはもちろんのこと、総合優勝を狙うためには1500メートルも大事になる」

 オールラウンダーぶりを発揮し、名実ともにエースであることを証明する。

 大会は16日に開幕し、初日は男女の1500メートルと、男女の500メートルがある。

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2017年12月15日のニュース