横浜整形外科医会・松宮副会長 羽生は「100%のパフォーマンス難しい」

[ 2017年12月15日 09:18 ]

羽生 練習再開未定

先月9日のNHK杯公式練習で転倒し、途中で練習を切り上げる羽生
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 ▼横浜整形外科医会・松宮是哲副会長 症状を聞く限り、足首の外側を通る腓骨(ひこつ)筋腱と外くるぶしの骨が摩擦し合うことで炎症を起こし痛みが出ているとみられる。捻挫の後遺症としてよくあり、診断はそれほど難しくない。したがって、羽生選手のドクターが11月9日の受傷から5週間経過しても治癒していない理由として挙げたと思われ、致命傷とは言えない。

 五輪本番まではまだ2カ月あり4年に1回の大舞台を欠場する理由にはならないだろう。ただし、100%のパフォーマンスは難しいのではないか。他の筋肉が落ちないようにトレーニングとリハビリを並行し、どこまで回復するかが鍵だろう。痛みが慢性化するようであれば、将来的には手術が必要だと考える。

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2017年12月15日のニュース