藤森が会心演技、女子最高得点で決勝へ スノボビッグエアW杯

[ 2017年12月10日 05:30 ]

スノボW杯ビッグエア 予選1組と2組をそれぞれ首位で通過した岩渕(右)と藤森
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 スノーボード・ビッグエアのW杯第4戦は8日、米コロラド州のコッパーマウンテンで予選が行われ、女子は藤森由香(31=アルビレックス新潟)が92・00点で2組1位となり、各組上位4人の計8人で争う10日(日本時間11日)の決勝に駒を進めた。15歳の岩渕麗楽(キララクエストク)も90・00点の1組1位で突破。男子では大久保勇利(17=ムラサキスポーツ)が94・66点で2組1位となり、各組上位5人の計10人による決勝に進出した。

 全体の最高得点を叩き出すと、藤森は歓声を上げて喜んだ。1回目のバックサイド720(2回転)は76・66点と得点が伸びず、「今日のジャッジは難度重視」と見定めて2回目は半回転上積みした。「丁寧に滑ることを心掛けたら奇麗に決まった」と会心のジャンプを見せた。11月末の北京でのW杯はコーチのエントリーミスによって無念の欠場。チームから謝罪と再発防止策を聞かされ「残念だけどチャンスはまだまだある」と必死に受け止めた。次戦のドイツでのW杯に向けて早めに渡欧し、基礎練習に時間を費やし、災い転じて福へと自ら変えた。スノーボード・クロスで3度五輪に出場し、新種目で4度目の五輪を目指すベテラン。「決勝は思い切っていきたい」と力を込めた。

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