サントリー 優勝決定T進出一番乗りもミス続出、沢木監督不満

[ 2017年12月10日 05:30 ]

ラグビートップリーグ第11節第1日 ( 2017年12月9日    秩父宮ほか )

<NEC・サントリー>前半、攻め込むサントリー・松島
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 6試合が行われ、レッド・カンファレンス1位のサントリーはNECを28―13で下して2位以上が確定し、日本選手権兼優勝決定トーナメント進出を一番乗りで決めた。ミスを重ねて昨季王者らしくない戦いぶりのサントリーだったが、3トライを奪って地力の差を示した。また、NTTコミュニケーションズはキヤノンとの接戦を制し、同トーナメント進出の可能性を残した。

 後半はスコア上も8―10と“敗戦”。沢木敬介監督は「プレーオフ進出が決定したのは明るい話だが、内容は望んだものではなかった。同じミスをバカみたいに何回も繰り返した」と声を荒らげた。

 前半3分にフランカー西川がシンビンとなり、出ハナからリズムを乱した。同9分に認定トライで先制し、終始リードを奪ったものの、ノックオンやパスミスといった個人のエラーに加え、密集でボールを奪われるシーンが目立った。途中出場のSH流主将も「質が低く修正できずに80分が過ぎた」と猛省した。

 日本代表の流ら、主力が11月に不在だった影響もある。個人技で何度も抜け出した一方、孤立してボールを奪われる場面があったFB松島も「もっとリーダー陣が声を出していきたい」と反省。2連覇へ課題修正は必須だ。

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2017年12月10日のニュース