奈紗 堂々のトップ通過「来年の目標は優勝」米女子最終予選会

[ 2017年12月5日 05:30 ]

米女子ゴルフ最終予選会 通算12アンダーで1位となり、来季の米女子ゴルフツアーの出場権を獲得した畑岡
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 米女子ゴルフツアーの来季出場資格を争う最終予選会は3日、米フロリダ州デイトナビーチのLPGAインターナショナル(パー72)で最終ラウンドが行われ、畑岡奈紗(18=森ビル)は2バーディー、1ボギーの71で回り、通算12アンダーの1位で出場権を獲得した。14位だった昨年に続く予選会通過で、上位20人が大半の試合に出場できる。71で回った横峯さくら(31=エプソン)は通算2オーバーの45位、78の宮里美香(28=NTTぷらら)は7オーバーの68位だった。

 畑岡が再び夢舞台に戻る。堂々の首位通過で米ツアー2年目の挑戦権をつかみ取り「ホッとしている。最後に耐えて(2位に)1打差で1位通過できてうれしい」と素直に喜んだ。

 出だしの1番で50センチに寄せてバーディーを奪ったが、前日まで好調を維持していたパットが決まらず8番のボギーで首位に並ばれた。しかし、11番でラフからチップインバーディーを奪い再び単独首位へ。1打差を守り切り首位通過を決めた。

 憧れだった宮里藍さんが引退し、来季米ツアーを主戦場とするのは野村敏京、上原彩子、畑岡の3人。表情にも自信があふれる18歳の成長株が日本の顔となれるか。「自分のショットができるようになっているので、手応えはある。来年の目標は優勝」と頼もしかった。

 ▼45位横峯さくら ショットもパットも一番良かったのに残念。(今季は)ゴルフ人生で一番悪かった。

 ▼68位宮里美香 4日目からいいプレーができず、気持ちだけ空回りした。(米ツアーでの)9年はあっという間だった。(来季は)日本を考えている。

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