電撃引退発表のワケ 初場所番付で“迷惑”避けるリミットだった

[ 2017年11月30日 05:30 ]

日馬富士引退

会見で頭を下げる日馬富士(右)。左は師匠の伊勢ヶ浜親方
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 日馬富士は会見で「相撲があっての私。相撲道に恩返ししていきたい気持ちはありました」と話した。引退後に親方になるため、その条件となる日本国籍の取得を考えていたもようだが、暴行問題により、日本相撲協会に残ることはできなくなった。

 引退届が提出されたのは、来年初場所の番付編成会議の当日。この日以降にずれ込めば、初場所の番付に名前が残る。それに伴い、十両から幕内、幕下から十両に昇進できない力士が出る。他に迷惑がかからないように去るには、この日が“タイムリミット”だった。

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2017年11月30日のニュース