新十両に水戸龍ら、錦戸親方独立後初の関取 目指すは幕内優勝

[ 2017年11月30日 05:30 ]

錦戸親方(左)と握手を交わす、新十両昇進を決めた水戸龍
Photo By 共同

 日本相撲協会は29日、福岡国際センターで大相撲初場所(来年1月14日初日、両国国技館)の番付編成会議を開き、昨年の学生横綱に輝き、夏場所で幕下15枚目格付け出しデビューした水戸龍(23=錦戸部屋)と天空海(27=立浪部屋)の新十両昇進を決めた。水戸龍は師匠の錦戸親方(元関脇・水戸泉)が2002年12月に高砂部屋から独立して部屋を興してから初の関取となった。

 水戸龍は福岡県糸島市内で記者会見し「幕内で優勝できるようにしたい」と大きな目標を語った。昨年の学生横綱。幕下15枚目格付け出しデビューした夏場所で、緊張していたところを横綱・日馬富士から「一生懸命やればどうにかなる」と励まされ「その日の緊張感はほぐれた」という。

 この日の会見は日馬富士の引退会見と時間が重なり「寂しい気持ちもある」と感慨深げに話した。師匠の錦戸親方は初の関取誕生に「圧力をかける相撲を磨いたら鬼に金棒。最高位までいってほしい」と期待を寄せた。

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2017年11月30日のニュース