世界女王・奥原、涙の途中棄権 古傷の右膝「試合できる状況じゃない」

[ 2017年11月29日 10:15 ]

全日本総合選手権女子シングルス1回戦で途中棄権した奥原希望
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 バドミントンの全日本総合選手権は29日、東京・駒沢体育館で行われ、女子シングルス1回戦で世界女王の奥原希望(日本ユニシス)が途中棄権した。

 9月のジャパン・オープンで痛めた古傷の右膝の回復が間に合わなかった。「どの大会で間に合うか、ずっと膝と相談しながらきた。回復はしてきているけれど、まだ試合ができる状況じゃない」とこの日の朝に決断。コートには立ったが、1―0となったところで棄権を申し出た。

 右肩を負傷した昨年に続いて2年連続の途中棄権。相次ぐケガに見舞われる日本のエースは目に涙を浮かべ「自分の目標の東京五輪を考えたら、そう決断するしかなかった。これが必ず東京につながると信じていくしかない」と言葉を絞り出した。

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2017年11月29日のニュース