NFLの試合会場でドローンを飛ばした男を逮捕 政治ビラをばらまく

[ 2017年11月28日 12:06 ]

 26日に行われたNFLの試合で、2つのスタジアムの上空にドローンを飛ばした男が逮捕された。

 逮捕されたのは55歳のトレイシー・マイケル・メイプス容疑者。49ers対シーホークス戦が行われていたカリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムと、レイダース対ブロンコス戦が開催されていた同州オークランドのオークランド・アラメダ・カウンティー・スタジアムの上空にドローンを飛ばし、政治的なビラをまいた容疑がかけられている。ビラは風と雨の影響でスタジアム内にはほとんど落ちてこなかったが、警察当局は「ドローンそのものが落下した場合には観客に危険が及ぶ」と判断。メイプス容疑者はリーバイス・スタジアムから車で立ち去るのを目撃され、そのあとレイダースの試合会場に移動したものと見られている。

 また米連邦航空局(FAA)でも捜査を開始。FAAは2014年にスポーツ・イベントの上空にドローンを飛ばすことを禁止しており、今後の動向が注目されている。

 米スポーツ界ではドローンによる“事件”が続出。大リーグでは今季、パドレスの本拠地、カリフォルニア州サンディエゴのペトコ・パーク内にドローンが落下し、ケガ人はなかったが大リーグ側はドローン対策を迫られる事態となっていた。

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2017年11月28日のニュース