八角理事長 「暴力問題の再発防止について」の講話はわずか15分で終了

[ 2017年11月28日 18:08 ]

会見の合間に口を真一文字に結ぶ八角理事長
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 日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)は28日、福岡市内で十両以上の力士を対象に「暴力問題の再発防止について」をテーマとする講話を行った。横綱・日馬富士の暴行問題を受けての開催で、暴力の一掃や自覚のある行動を周知徹底することなどが狙い。

 日馬富士、暴行を受けた平幕・貴ノ岩らが欠席した。10月下旬に問題が起きた鳥取市内のラウンジでの酒席に同席したとして、28日午前から福岡市内で鳥取県警の参考人聴取を受けた横綱・白鵬は出席した。同じく現場にいて、既に警察と相撲協会危機管理委員会の聴取を終えた横綱・鶴竜や関脇・照ノ富士も姿を現した。

 関取70人のうち、九州場所を途中休場した横綱・稀勢の里ら出席は約60人。八角理事長は冒頭で「本場所中にこういう問題が起きて、皆様には申し訳なく思う」と一連の問題を謝罪した上で「暴力問題を二度と起こさない」などと述べた。

 理事長に加え、尾車事部長(元大関・琴風)、春日野広報部長(元関脇・栃乃和歌)らも再発防止について話をしたもよう。だが、暴行問題の調査の内容などは、調査が継続中とあって説明はなされなかったという。講話は約15分で終了した。

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2017年11月28日のニュース