八角理事長、スポ庁・鈴木長官に暴行問題謝罪「暴力は決して許されない」

[ 2017年11月28日 11:29 ]

スポーツ庁の鈴木大地長官(右)に謝罪する日本相撲協会の八角理事長
Photo By 共同

 大相撲の横綱・日馬富士(伊勢ケ浜部屋)の平幕・貴ノ岩(貴乃花部屋)に対する暴行問題で、日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)は28日、都内のスポーツ庁で鈴木大地長官と会談し、一連の騒動について「このたびはお騒がせして申し訳ございません」と謝罪した。同理事長は「公益法人として暴力は決して許されないと思っている」と述べ、事実関係の解明に努力する意向を示した。

 鈴木長官は「大変残念に思っている。国民の期待を裏切った」と遺憾の意を示した上で、「事実を明らかにし、社会に対する説明責任を要請する」と続けた。さらに「協会の運営の在り方について検証していただきたい」と指摘し、ガバナンス(組織統治)強化とコンプライアンスの徹底を求めた。

 会談後の会見で、八角理事長は相撲協会の危機管理委員会の中間報告を受けて「現段階で分かっていることを全て話した」と説明。危機管理委員会の聴取ができていない貴ノ岩については「とにかく貴ノ岩の体調が一番。(貴乃花)親方と話して、一日も早く話を聞けるようにしたい」と話した。危機管理委員会が最終報告をまとめた際には、再びスポーツ庁を訪れ、協会の方針を説明することになる。

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