大東大26年ぶり全勝V 再建結実に青柳監督「心からうれしい」

[ 2017年11月26日 05:30 ]

関東大学ラグビー1部   大東大29―10中大 ( 2017年11月25日    秩父宮 )

22年ぶり8回目の優勝を勝利で飾り、笑顔の大東大フィフティーン
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 大東大がリーグ戦グループ1部で95年以来22年ぶり8度目の優勝を決めた。中大を29―10で下して7戦全勝とし、91年以来26年ぶりの全勝V。80年代後半〜90年代に大学日本一に3度輝いた強豪は、全国大学選手権(26日開幕、リーグ戦優勝校は12月23日の準々決勝から登場)で94年度以来の頂点に挑む。

 修行僧のような風貌の青柳勝彦監督が、少しだけ表情を緩めた。「内容は別として全勝優勝できたのは心からうれしい」。自身が4年生で、シオネ・ラトゥやオトがいた95年以来のリーグ戦V。前週に東海大を破って事実上の優勝を決め、「心の奥底に軽さが見られた」前半こそ苦しんだものの、後半はカウンターを軸に4トライを挙げて勝ちきった。

 黄金期を築いた鏡保幸元監督が02年に退任後、チームは低迷。しかし、13年就任の青柳監督が指導に専念し、鏡元監督が大学との折衝などを受け持つ特別顧問として復帰すると再建が始まった。主力HB団が抜けた今季は1年生SH南らが台頭と、継続的な強化が実りつつある。「帝京大の連覇をストップできるように成長していきたい」。自らトライも決めた南は、大学選手権へ力強い抱負を口にした。

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2017年11月26日のニュース