内村航平が体操漫画監修!菊田洋之氏とタッグ「THE SHOWMAN」来月スタート

[ 2017年11月23日 07:10 ]

内村が監修を務める体操漫画「THE SHOWMAN」(C)菊田洋之・内村航平/小学館
Photo By 提供写真

 体操男子の内村航平(28=リンガーハット)が体操漫画を監修することが22日、分かった。12月25日発売の「少年サンデーS(スーパー)増刊号」(小学館)2月号と、漫画サイト「サンデーうぇぶり」で漫画家・菊田洋之氏(49)の「THE SHOWMAN(ザ・ショーマン)」が連載スタート。同氏は内村愛読の「ガンバ!Fly high」(原作・森末慎二氏)の作画を担当しており、夢のタッグで体操の魅力を伝えていく。

 体操をメジャーにするためにプロになった内村が、新境地を切り開く。体操漫画「THE SHOWMAN」で監修を務めることが判明。「大好きな漫画に監修という形で参加でき、とてもうれしく思っています!今まで携わったことのない漫画という形で皆さんに体操の魅力を伝えていけるように、菊田先生と物語を作っていきたいと思います!」と力強いコメントを寄せた。

 漫画がなければ、菊田氏がいなければ、キングは現れなかったかもしれない。内村は小学生時代、菊田氏が作画を担当した「ガンバ!Fly high」が愛読書だった。「僕に体操のおもしろさを教えてくれた。技術的な部分でも参考にしていたし、不可能はないってことを思わせてくれた」。主人公の藤巻駿に憧れ、個人総合で五輪、世界選手権の世界大会で8連覇という金字塔を打ち立てた。

 内村は最初からトップを走っていたわけではなく、中学生の時は全国大会で42位だった。世界一へ駆け上がる過程など、これまでのキャリアが監修で生かされることは確実だ。漫画のキャラクターが、ダイナミックな大技にアタックするシーンも出てくるはず。「可能であれば、そういう技にも実際にチャレンジしていきたい」と新技「ウチムラ」の挑戦にも意欲を見せた。

 10月の世界選手権の予選で左足首を痛めて棄権し個人総合の連覇は途切れたが既に練習を再開。12月9、10日の豊田国際での復帰を目指している。もちろん、視線の先にあるのは20年東京五輪。「THE SHOWMAN、応援よろしくお願いします!」。漫画とともに強くなったキングが漫画とともに集大成のTOKYOへ突き進む。

 ◆「ガンバ!Fly high」 「週刊少年サンデー」(小学館)で94〜00年に連載された体操漫画。原作は84年ロサンゼルス五輪鉄棒金メダルの森末慎二氏、作画は菊田洋之氏が担当した。主人公・藤巻駿が五輪金メダルの夢に向かって、仲間と切磋琢磨(せっさたくま)する。単行本は全34巻、96〜97年には「ガンバリスト!駿」としてテレビアニメでも放送された。

続きを表示

この記事のフォト

2017年11月23日のニュース