サンウルブズ CBOにDeNA前球団社長が就任「しっかりラグビー人気をつくっていく」

[ 2017年11月22日 16:39 ]

サンウルブズのチーフ・ブランディング・オフィサー(CBO)に就任したプロ野球DeNA前球団社長の池田純氏
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 スーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズは22日、プロ野球DeNA前球団社長の池田純氏(41)がチーフ・ブランディング・オフィサー(CBO)に就任すると発表した。CBOは新設の役職。今年4月から日本ラグビー協会の特任理事も務める池田氏は、今後サンウルブズの知名度やラグビーファンの拡大などに尽力する。

 東京都内で会見に臨んだ池田氏は「15年W杯で一時ラグビーブームが起きて、ラグビーの景色が変わると思っていたが、現状ではそれほど変わっていない。このままだと19年W杯日本大会でも同じことを繰り返す。W杯が終わってもスーパーラグビーは続く。そのためにしっかりラグビー人気をつくっていく」などと抱負。W杯後も日本ラグビーを盛り上げていくために、サンウルブズを運営するジャパン・エスアールの組織スローガンとして「5(GO) BEYOND 2019」を掲げることも発表した。

 人気拡大の具体策として、コアファンだけでなくライトファンの拡大が必要であるとし、サンウルブズが本拠としている秩父宮ラグビー場の「ラグビーパーク化が必要」と訴えた。単にラグビーを観戦するだけでなく、「ラグビー場に来ること自体が楽しいという興行にしたい」とし、場内に巨大なパブやキッズスペースを設けるプランを明かし、CG画像を公表した。

 1976年1月生まれの池田氏は、早大商学部を卒業後の2000年4月に住友商事に入社。博報堂などを経て2007年にDeNAに参画し、2011年に横浜DeNAベイスターズの初代社長に就任。昨年退任までの5年間で観客動員数を110万人から194万人へ約180%増加させ、球団単体での売り上げを約100億円超へと倍増させて黒字化するなど、手腕を発揮した。

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2017年11月22日のニュース