セルティクスが破竹の16連勝 アービング47得点 マーベリクスを振り切る

[ 2017年11月21日 14:30 ]

47得点をマークしたセルティクスのアービング(AP)
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 リーグ全体で首位に立っているセルティクスは20日、ダラス(テキサス州)でリーグ全体最下位のマーベリクスと対戦。第2Qの1分14秒には37―22と15点をリードして楽勝するかと思われた。しかし後半に入って苦戦。第4Qの4分13秒では逆に13点を追う展開となってしまった。

 それでも残り1分1秒、カイリー・アービング(25歳)からのパスを受けて新人のジェイソン・テータム(19歳)がアリウープを決めて同点。延長を14―6で制して連勝をチーム史上4位タイとなる「16」に伸ばした。

 アービングはフィールドゴール(FG)を22本中16本成功させて今季自己最多の47得点をマーク。延長でも一人で10得点を稼ぐなど、土壇場で底力を発揮した。

 この日のFG成功率は72・7%。FG成功率が70%以上で同時に45得点以上を記録したのは、セルティクスでは1989年11月10日(対キャバリアーズ)のラリー・バード以来、28年ぶりの出来事となった。

 マーベリクスは勝機がありながら敗れて3勝15敗。ハリソン・バーンズ(25歳)が31得点を稼いで接戦にもちこんだが、アービングのオフェンスを阻止することができなかった。

 セルティクスは16勝2敗。連勝期間中、2ケタ点差をつけられながら逆転した試合はこれが5度目で、粘り強い戦いぶりが目立っている。

 22日のヒート戦、24日のマジック戦、25日のペイサーズ戦に勝って、27日のピストンズ戦を制するとチーム新記録の20連勝。期待されたゴードン・ヘイワード(27歳)が開幕戦の開始5分で左足首を骨折して今季の出場が絶望となったが、開幕連敗発進から見事な快進撃を見せている。

 なお同一シーズンでの16連勝はNBA史上23回目。過去22回中12チームがファイナルに進出して10チームがリーグ制覇を達成しており、セルティクスにとっては絶好の“追い風”が吹いている。

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