ロシア 平昌出場ピンチ 反ドーピング機関の資格回復見送り

[ 2017年11月17日 05:30 ]

 世界反ドーピング機関(WADA)は16日、ソウルで理事会を開き、15年11月から停止しているロシア反ドーピング機関(RUSADA)の資格回復を見送った。WADAの判断は、来年2、3月に迫った平昌冬季五輪・パラリンピックへのロシア選手団の出場停止につながる可能性があり、同国は厳しい状況に追い込まれた。

 昨年のリオデジャネイロ大会からロシアを全面除外した国際パラリンピック委員会(IPC)は、RUSADAの資格回復が平昌大会出場の可否を判断する上で大きな材料になるとしており、年内にも判断する見通し。国際オリンピック委員会(IOC)はWADAの決定を踏まえ、12月の理事会で同国の五輪参加を最終判断する予定。もし、参加が不可能と判断された場合、フィギュア女子シングルの世界歴代最高得点保持者エフゲニア・メドベージェワ(17)らが出場できない可能性もある。

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2017年11月17日のニュース