愛 賞金女王へ3差2位、四国特有グリーン攻略で8バーディー

[ 2017年11月17日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 大王製紙エリエールレディース第1日 ( 2017年11月16日    愛媛県松山市 エリエールゴルフクラブ松山=6550ヤード、パー72 )

エリエールレディース第1日 10番でティーショットを放つ鈴木愛は5アンダー発進
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 賞金ランキング1位の鈴木愛(23=セールスフォース)が8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67で、首位と3打差2位につけた。ショットが復調したことに加え、四国ならではのグリーンを攻略しバーディーを量産。優勝すれば初の戴冠の可能性もある大一番で好スタートを切った。全美貞(35=韓国)が64をマーク、8アンダーで首位に立った。

 地の利は確かにあった。徳島県出身の鈴木が2ホールで3つスコアを落とすミスを犯しながら、67をマーク。3打差2位の上々のスタートを切った。

 「3番で“腹立つわー”と思ったんですけど、そのあと4つバーディーを取れたし、スッキリしました」

 インの前半で4つ伸ばしたが、アウトは2番でボギー。取り返そうとした3番パー3は体が浮き上がる悪癖が出て、手前の池につかまりダブルボギーを叩いた。だが、5番以降で4バーディー。ショットの修正点を改めて肝に銘じた上に、5番、8番で4メートルのバーディーパットを入れたのが効いた。「四国のグリーンは少し芽がある。気にする人もいるけれど、私は気にしないで打てる」。四国出身者らしく、独特のグリーンを攻略した。

 今大会で優勝し、賞金ランキング2位のキム・ハヌルが単独6位以下だと賞金女王が確定する。「目標は高くせずに、まずは予選通過」。控えめな本人とは裏腹に周囲の期待が高まる初日となった。

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2017年11月17日のニュース