日馬大暴れ 仲裁の白鵬突き飛ばす、酒癖悪さ有名 照も食らう

[ 2017年11月15日 05:30 ]

日馬富士 暴行認め謝罪、「負傷」休場

報道陣から質問を受ける日馬富士
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 日馬富士の暴行疑惑が報道されて一夜、10月下旬に鳥取県内で開かれた問題の酒席の細部が明らかになってきた。

 席には日馬富士のほか白鵬、鶴竜のモンゴル出身3横綱や鳥取城北高相撲部出身の関脇・照ノ富士、貴ノ岩に加え日本人力士や関係者ら10人前後が参加し、1次会から酒のピッチが上がり、盛り上がっていた。だが2次会へ移ると雰囲気が一変した。

 貴ノ岩は日馬富士から兄弟子に対するあいさつが足りないなどと生活態度を注意されていた。その時、着物の帯に差していた貴ノ岩のスマートフォンが鳴り、操作しようとした瞬間、全てが始まった。日馬富士がテーブルにあるビール瓶で、近くに座っていた貴ノ岩の頭部を思い切り殴打。「人が話をしている時に…」と激怒し、流血して倒れた相手にのし掛かるようにしながら素手で激しく殴打を繰り返した。

 同席者は「周りが気付かないほどの速さで“ゴーン!”という大きな音が聞こえた。貴ノ岩は両手で防ぎながら、殴られ続けていた」と証言。騒動の中で日馬富士の同部屋の後輩、照ノ富士も数発食らったという。

 アルコールが回ったせいなのか、日馬富士は荒れに荒れた。暴行の最中に止めに入った白鵬を突き飛ばし、鶴竜には「おまえがしっかり指導しないからだ」と大声で言った。宴は重苦しいムードのまま終わった。

 角界関係者の間では、日馬富士の酒癖の悪さは何年も前から指摘されていた。前代未聞の問題を受け、ある40代の親方は「あの横綱は酔うと手が付けられなくなると聞いていた。でもまさかこんなことになるとは…」と驚いていた。

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