日馬今後は…傷害容疑で書類送検、起訴の可能性 逮捕はされず

[ 2017年11月15日 05:30 ]

日馬富士 暴行認め謝罪、「負傷」休場

報道陣から質問を受ける日馬富士
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 被害届が出された日馬富士は今後、どうなるのか。弁護士の嵩原(たけはら)安三郎氏は「傷害容疑で書類送検され、起訴される可能性が高い」と話した。

 嵩原氏によると、被害届が出された場合、警察はケガの程度や、被害者の過失の有無などを考慮して事件化するかどうかを決める。今回の場合「頭蓋底骨折などの重いケガを負っていること、横綱という立場が上の者がビール瓶という武器を使って殴っていることなどを考えて、事件化される可能性は十分にある」と説明。一方で今後、横綱が引退するようなことになれば、社会的制裁を十分に受けたと判断されることもある。その場合「示談の成立を前提に事件化されないこともある」という。

 また、警察による捜査が行われ暴行が明らかになっても、逮捕はされず、書類送検になる可能性もある。「相撲協会を代表する立場や、暴行を否定していない様子などを考えて、日馬富士が逃げるとは考えにくく、身柄の拘束はされない」との見方だ。

 暴行罪(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)と傷害罪(15年以下の懲役または50万円以下の罰金)は、行為によってケガなどの傷害が生じたかで分かれる。今回は貴ノ岩が相撲協会に診断書を提出しており「傷害」の証明は容易なため「日馬富士の行為によるものであると明らかになれば、傷害罪が適用される」とみている。

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2017年11月15日のニュース