衝撃広がる母国モンゴル 白鵬関母親は絶句「非常に残念に思う」

[ 2017年11月14日 18:38 ]

 大相撲の東横綱日馬富士関が、同じモンゴル出身の平幕貴ノ岩関に暴行を加え大けがを負わせたことは、両力士の母国モンゴルでも大きな衝撃をもって受け止められている。横綱白鵬関の母親タミルさんは、共同通信の電話取材で不祥事を知り「えっ」と言ったきり、しばらく絶句した。

 タミルさんは「日本の大相撲の世界では、数多くのモンゴル人力士が頑張っている」と語った上で「日馬富士関は親の心と祖国の権威を傷つけ、非常に残念に思う」と厳しい言葉を口にした。

 モンゴル出身の横綱は過去にも不祥事があった。首都ウランバートルのスーパーマーケットの女性店員ツェツェグマーさんは、2010年に当時の朝青龍関が暴行問題の責任を取って引退したことを振り返り「この時の教訓をくみ取るべきだった」と悔やむ。

 遊牧民のラドナーさんは「不祥事を聞いて驚いた。日本は法律を守る国なので、日馬富士関を朝青龍関のように引退させるでしょう」との見方を示した。

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2017年11月14日のニュース