史果　誕生日の母へ贈るお祝いＶへ２位浮上　風対策もバッチリ

女子ゴルフツアー　伊藤園レディース第2日 （ 2017年11月11日    千葉県長南町　グレートアイランド倶楽部= ６７４１ヤード、 パー７２ ）

６番、第２打を放つ川岸史果
Photo By スポニチ

　賞金ランク７位の川岸史果（２３＝加賀電子）が４バーディー、１ボギーの６９で回り、通算７アンダー、１３７で首位と４打差の２位に浮上した。逆転での今季２勝目を狙う。６８で回ったプロ７年目の福田真未（２５＝えんホールディングス）が通算１１アンダーで首位に立ち、ツアー初優勝に王手をかけた。

　強風を切り裂くショットで首位の福田真の背中を射程範囲に捉えた。川岸は「１Ｗで中弾道に打てる技術を身につけているのでアゲンストの風でも大丈夫」と胸を張った。

　技ありショットは４番パー４で披露。高く上がることなく地面と平行するように飛んだ球がフェアウエー中央を捉える。残り１１６ヤードの第２打をＰＷで４メートルにつけてバーディーを奪った。風対策のショットについて「１Ｗのフェースを立てて横振りで（フェースの）真ん中に当てるイメージ」と説明した。

　首位と４打差も、「届かないわけではない」とキッパリ。今月９日に母でプロゴルファーの喜多麻子が５１歳の誕生日を迎えた。今週は母がキャディーを務めるが、「特にお祝いはしていない」と照れ笑い。母へのプレゼントはもちろん今季２勝目だ。

　現在、年間獲得賞金は約７５６４万円で７位。勝てば１８００万円を上積みし年間１億円突破も見えてくる。ツアー本格参戦１年目で大台到達なら日本人では０４年の宮里藍以来２人目の快挙。「狙ってます！」と闘志を燃やした。