フィギュア平昌五輪代表決定は全日本 羽生結弦には救済措置も

[ 2017年11月10日 15:14 ]

<フィギュアスケートNHK杯公式練習>ジャンプの着地に失敗した後、練習を中断する羽生(撮影・椎名 航)
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 フィギュアスケート男子の14年金メダリスト・羽生結弦(22=ANA)が、右足関節外側靭帯損傷でNHK杯を欠場することが決まった。これにより、5連覇が懸かっていたGPファイナル(12月7日開幕、愛知・名古屋)進出も消えた。

 平昌五輪の男子の代表枠は3。最終選考会は12月21日開幕の全日本選手権(東京・調布)で、優勝者がまず代表に決定する。

 2人目は全日本の2、3位、GPファイナル出場の上位2人から総合的に判断して選出。ファイナルで好成績を残していれば、代表争いでアドバンテージになるはずだった。

 最後の3人目は2人目の選考から漏れた選手、全日本終了時の世界ランク上位3人、今季の世界ランク上位3人、今季の国際連盟公認スコアの上位3人から総合的に選出される。

 全日本への出場は必須だが、過去に世界選手権3位以内の実績がある選手がケガなどのやむを得ない理由で全日本に出られなかった場合は、発生前の成績を選考基準に照らして評価し、選考に加える可能性がある。

 世界選手権金メダルの実績がある羽生は現在、世界ランク1位。ロシア杯でマークした290・77点は日本勢で2番手につける。今回のケガが長引いて全日本に出られなくても、五輪本番に間に合うようなら羽生が選ばれる可能性は高い。

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