東芝、野球・ラグビーなど経費削減 平田氏「構造改革の一環」

[ 2017年11月10日 05:30 ]

2017年9月中間連結決算を発表する東芝の平田CFO
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 経営再建中の東芝は9日、野球やラグビーなど企業スポーツの運営を見直す考えを明らかにした。都内で会見した平田政善最高財務責任者は「構造改革の一環として経費に見合う効果があるか洗い出しの最中だ」と述べた。

 野球部は都市対抗優勝7度の名門。ラグビー部も日本代表のリーチ・マイケル主将が所属する強豪だ。野球とラグビーの部員は外国人選手らを除き多くが社員でスポーツと並行して社業にも従事する。東芝はアニメ「サザエさん」のスポンサーを降板する方向で調整に入っているが、ある幹部は「スポーツは福利厚生で始めたもので、宣伝とは違う」と大幅な見直しにはハードルがあるとの見方を示した。

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2017年11月10日のニュース