ロケッツが４連勝　ハーデンがトリプルダブルで勝利に貢献

トリプルダブルで勝利に貢献したロケッツのハーデン（ＡＰ）
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　ＮＢＡロケッツは９日、地元ヒューストン（テキサス州）でキャバリアーズを１１７―１１３（前半６５―６７）で退けて４連勝。今季成績を９勝３敗として、ウォリアーズと同率ながら西地区全体首位に再浮上した。

　ジェームズ・ハーデン（２８歳）は４３分出場して３５得点、１１リバウンド、１３アシストで今季２度目のトリプルダブル。エリック・ゴードン（２８歳）は２０得点、クリント・カペラ（２３歳）も１９得点と１３リバウンドを稼いで接戦をものにした。

　ハーデンは３点シュートを１４本中６本成功させ、５スティールも記録。トリプルダブル達成時に５本以上の３点シュートとスティールを同時にマークしたのは、２００３年のラトレル・スプリーウェル（ニックス）以来、史上２人目となった。

　キャバリアーズは５勝７敗。第４Ｑ序盤で１３点差をつけられながら残り１分３９秒に１点差まで猛追したが、最後はロケッツに振り切られた。

　レブロン・ジェームズ（３２歳）は第１Ｑに左足首を捻挫しながら３３得点と７アシストをマーク。ベンチから出たジェフ・グリーン（３１歳）は今季自己最多の２７得点を稼いで最後まで粘ったが、勝利には届かなかった。

　キャバリアーズの平均失点は今季リーグ２８位の１１３・９。オフにベテラン中心の補強を敢行したが、ディフェンス力の“もろさ”がここまでは目立っている。

　カイリー・アービング（２５歳）とのトレードで獲得したガードのアイゼイア・トーマス（２８歳）の復帰は早くて１月。センターのトリスタン・トンプソン（２６歳）は太腿を痛めて全治まで１カ月を要すると見られており、この日のロケッツ戦では、すでに４試合を欠場しているデリック・ローズ（２９歳）が左足首に違和感を訴えて再び戦列を離脱した。

　ロケッツ戦に出場した９人中６人までが３０代の選手。４季連続のファイナル進出がかかる今季の序盤は、予想外の苦戦を強いられる展開になっている。