カーリング軽井沢ク 世界選出場枠獲得!男子3決で豪州に大勝

[ 2017年11月10日 05:30 ]

カーリング パシフィック・アジア選手権最終日 ( 2017年11月9日    オーストラリア・エリナ )

メダルを手に笑顔で記念写真に納まるLS北見と、SC軽井沢クの選手たち
Photo By 共同

 男子3位決定戦で平昌冬季五輪代表のSC軽井沢クがオーストラリアに11―4で大勝。3位以内に与えられる来年の世界選手権の出場枠を獲得した。五輪前哨戦となった女子決勝はLS北見が韓国に6―11で敗れ、2大会ぶりの優勝を逃した。男女とも世界選手権には、五輪代表が参加しない来年の日本選手権の優勝チームが出場する。

 大勝で締めくくり、SC軽井沢クの面々は安堵(あんど)の笑みを見せた。スキップ両角友は「世界選手権の枠を持って帰るという最低限の仕事はできた」と納得顔。黒星は準決勝の韓国戦だけで通算9勝1敗と実力は十分に示し、リード両角公は「今大会で一番、氷が読めていた」と胸を張った。

 第5エンドからは3連続スチールによる計8点で、一気に大勢を決めた。ミスが出たオーストラリアに対し、正確なショットを連発。ほかのストーンに当てず狙った位置に滑らせるだけのため氷面の影響を受けやすいドローショットの精度が段違いだった。

 収穫は大きく、連覇を逃した反省も平昌五輪への糧となる。両角友は「まだ技術的に足りない。世界トップが出る五輪には完璧な状態で臨みたい。さらに精度を高めたい」と意欲的だった。

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2017年11月10日のニュース