フレデリクス委員資格停止 ナミビアの英雄五輪招致買収疑惑で

[ 2017年11月9日 05:30 ]

 国際オリンピック委員会(IOC)は7日、スイスのローザンヌで理事会を開き、16年リオデジャネイロ五輪招致を巡る買収疑惑でフランス検察当局の捜査対象となった元陸上短距離選手のフランク・フレデリクス委員(ナミビア)を資格停止とすることを決めた。処分内容を理事会に提案した倫理委員会は推定無罪の原則を尊重しつつ、IOCの信用に及ぼす影響を考慮したという。

 フレデリクス委員はリオ開催が決まった09年に、当時IOC委員だったラミン・ディアク前国際陸連会長(セネガル)の息子から送金を受けていたと報じられたが、不正を否定している。ディアク親子は20年東京五輪招致を巡っても多額の資金を受け取ったとの疑惑が持たれ、フランス当局が捜査している。

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2017年11月9日のニュース