勇太1差2位タイ 賞金2位浮上 Vのキム、優作、小平と混戦

[ 2017年11月6日 05:30 ]

男子ゴルフツアー 平和PGM選手権最終日 ( 2017年11月5日    沖縄県恩納村 PGMリゾート=7005ヤード、パー71 )

平和PGM最終日、ホールアウトする池田。通算5アンダーで2位
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 2位から出たチャン・キム(27=米国)が1イーグル、3バーディー、3ボギーの69で回り通算6アンダー、278で逆転優勝した。今季、通算とも3勝目。賞金4000万円を加え、同ランキングトップに浮上した。昨季賞金王の池田勇太(31=フリー)は1打差の2位。賞金王を巡る争いは2人に加え宮里優作(37=フリー)、小平智(28=Admiral)が僅差で争う混戦模様となった。

 ドライバーで平均約320ヤードを飛ばすキムが逆転で栄冠をつかんだ。4000万円の高額賞金を加えた今季獲得額を1億3000万円余りに伸ばし、トップに浮上。残り4試合の賞金レースはキムと池田、宮里優、小平の4人が激しく争う混戦の様相となった。

 キムはパー5の6番で、残り185ヤードからの2打目を2・5メートルにつけてイーグルを奪うなど、2つスコアを伸ばして折り返した。我慢の展開となった後半は、首位を争っていた宋永漢が16番(パー3)の第1打でOBを叩いて自滅。「彼には不運だったが、私には幸運だった」と笑みを浮かべた。

 2年連続の賞金王を目指す池田は2位タイの1680万円を加えて賞金ランクは2位に上がった。だが、18番で結果的に入れておけばプレーオフに持ち込めた1メートル弱のバーディーチャンスを逃しただけに喜ぶ様子はない。「2位もビリも一緒。あんなパットを打っているようでは話にならない」と最後までいら立ちは収まらなかった。

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