神奈川大、全日本V 昨年の選考会途中棄権乗り越え「以心伝心」のチームに

[ 2017年11月5日 13:41 ]

第49回全日本大学駅伝対校選手権 ( 2017年11月5日    愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮(8区間106・8キロ) )

 第49回全日本大学駅伝対校選手権が5日、愛知・熱田神宮〜三重・伊勢神宮(8区間106・8キロ)で行われ、関東代表の神奈川大が5時間12分47秒で20年ぶり3度目の優勝を果たした。

 「選考会途中棄権」という形で本大会の出場を逃し、その悔しさを胸に、真摯に練習に取り組んできた神奈川大。昨年の雪辱を果たした大後栄治監督は「以心伝心の素晴らしいチームになっている」と笑顔。「勝たなくてもいいから負けるな」と声を掛けて送り出した8人が見事に、同校20年ぶりの全日本大学駅伝優勝を掴み、「自信なんてこれっぽちもなかった。選手たちの調整力のおかげ」と選手を労った。

 2位でたすきを受けたが、逆転に成功したアンカーで主将の鈴木健吾(4年)は「20年ぶりということで素直にうれしい」とはにかみ、「皆のおかげでリラックスして走れた」とチームメイトに感謝した。区間賞の走りで順位を2つ上げた5区の越川堅太(2年)は「あまり覚えていないですけど…。いい流れを切らさずに行けて良かった」と喜んだ。

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2017年11月5日のニュース