太陽誘電、豊田自動織機下し準決勝へ エース藤田が1失点完投

[ 2017年11月5日 05:30 ]

第50回日本女子ソフトボール1部リーグ(スポーツニッポン新聞社後援)決勝トーナメント   太陽誘電5―1豊田自動織機 ( 2017年11月4日    ナゴヤドーム )

<太陽誘電・豊田自動織機>7回1失点で完投勝利を挙げた藤田
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 2試合を行った。リーグ3位で昨季準優勝の太陽誘電は藤田倭(やまと)投手(26)の力投で同4位の豊田自動織機を下し、5日の準決勝で同2位のトヨタ自動車と激突。その勝者が、2季ぶりの奪冠を目指す同1位のビックカメラ高崎と決勝で対戦する。

 一本の刀は、残り2試合のために取っておいた。緩急自在の投球で、藤田が1失点完投。昨年決勝で敗れたトヨタ自動車への挑戦権を得た。

 「打つ方は全然ダメでしたね。投げる方は余裕を持って、かわすことができました」

 エースで4番は、照れ笑いした。昨季は最多勝、本塁打、打点の「超絶3冠王」に輝いた日本屈指の二刀流。今季は右肘の影響もあり、最多勝(13勝)の1冠にとどまった。ただ、アボット、上野がマウンドへ上がる準決勝、決勝へ向け、主砲の奮起は欠かせない。

 「今年は優勝を目指しているので、ここからです」。力を込めた山路典子監督が現役だった93年以来、24年ぶりのVへ。藤田が日米の大エースを両断する。

 ▼豊田自動織機永吉慎一監督 決勝Tまで進んだ選手を褒めてあげたい。バッテリーを含めた守備を鍛えて、来年はこの上を狙いたい。

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2017年11月5日のニュース