美宇 W杯連覇どころか表彰台逃す、危機感「戦術高めないと」

[ 2017年10月31日 05:30 ]

卓球W杯女子シングルスで4位に終わった平野(国際卓球連盟提供)
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 卓球の女子W杯は29日、カナダ・マーカムでシングルスが行われ、昨年の大会で日本勢初優勝を果たした17歳の平野美宇(エリートアカデミー)は準決勝で劉詩ブン(中国)に0―4で敗れ、3位決定戦でも鄭怡静(台湾)に2―4で屈して4位に終わった。第1シードの朱雨玲が優勝した。

 4月のアジア選手権で3人の中国勢を破って優勝し、世界選手権で銅メダルに輝いた日本の17歳は研究し尽くされていた。2連覇だけでなく、表彰台も逃した平野は「世界のレベルが上がって自分の得意な部分がなくなり、普通になっている」と、目を赤くした。準決勝で対戦した劉詩ブンには平野のサーブからの攻撃パターンは読まれ、速い展開のラリーに持ち込まれて力負けした。平野は「去年まで勝っていたラリーも今は五分五分。戦術も高めないといけない」と危機感を募らせた。

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2017年10月31日のニュース