大奄美が新入幕 地元・九州場所へ「格好いい相撲を取りたい」

[ 2017年10月30日 13:34 ]

師匠の追手風親方と喜びをかみ締める新入幕の大奄美
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 大相撲九州場所の番付発表で、日大出身で15年の実業団横綱の大奄美(24=追手風部屋)が新入幕を果たした。福岡市西区の九州場所宿舎近くの施設で会見に臨み、「うれしいです」と喜びを語った。

 日大では3年次に左膝半月板を負傷したこともあり、卒業後はすぐに角界入りせず日大職員となった。15年の全日本実業団選手権を制し、幕下15枚目格付け出しの資格を得たことで追手風部屋への入門を決めた。そこから着実に番付を上げ、所要11場所での新入幕となった。一足先に角界入りしていた学生相撲の同期では、御嶽海、北勝富士、宇良が既に幕内で存在感を示している。「同い年に負けないように頑張りたい。早く追い抜けるようになりたい」と意欲を示した。

 出身地は鹿児島・奄美大島。故郷も出身大学も同じ里山(尾上部屋)は幕内6場所で一度も勝ち越しがないだけに、ご当地場所での活躍に期待がかかる。「情けない相撲は取らず、格好いい相撲を取りたい。まずは幕内で勝ち越すこと」と決意を口にした。会見に同席した師匠の追手風親方(元幕内・大翔山)は「体が大きいだけに、体を生かした相撲を取ってもらいたい。(理想の取り口は)一つ押し込んでから、自分の四つで寄る相撲」と期待を寄せていた。

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2017年10月30日のニュース