奈紗の特別な3日間 地元茨城で米女子公式戦TOTOジャパンC

[ 2017年10月25日 05:30 ]

TOTOジャパンクラシックに出場する畑岡奈紗
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 国内唯一の米女子ゴルフツアー公式戦で日本ツアーを兼ねるスポニチ主催TOTOジャパンクラシック(11月3〜5日、茨城・太平洋クラブ美野里コース)の出場予定選手78人が24日、発表された。日本ツアーからは35人が出場。畑岡奈紗(18=森ビル)は初めて参戦する。米ツアーからは世界ランキング1位の柳簫然(27=韓国)をはじめ43人が乗り込んでくる。

 日米両ツアーの強豪がしのぎを削る大舞台。初めて出場する畑岡は「TOTO(ジャパンクラシック)で優勝を目指して頑張りたい」と目標を明言した。

 そのための準備も進めている。2週前に練習ラウンドも済ませており「グリーンのアンジュレーションが結構あるのでセカンド(第2打)を乗せる位置が大事。ティーショットが打ちにくいところがあるので気をつけたい。距離はそこまで長くないので平気かなと思う」とコースの注意点を明かした。

 今季から米ツアーに本格参戦したが、ここまで18試合で予選落ち11回。来季シードは確保できていない。9月のエビアン選手権後の賞金ランキング上位43人に与えられる今大会の出場権も逃した。

 しかし9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン、日本女子オープンで2週連続優勝するなど日本ツアーで活躍。富士通レディース後の賞金ランキング上位35人の条件を満たし出場権を得た。

 今大会は米ツアーの強豪たちに進化を見せつけるリベンジの機会になる。「調子が前のように戻ってきた状態で戦えるのが楽しみ」という言葉には自信がにじんだ。

 優勝すれば米ツアーの来季シードが手に入る。そして地元茨城での開催。畑岡にとっては特別な意味を持つ3日間だ。昨年は会場に足を運び宮里藍、リディア・コらに熱視線を送ったが、今年は観客の注目を集める立場になる。前週のマスターズGCレディースでも優勝争いして2位に入り好調を持続。出場を熱望した戦いの場に自信を携えて臨む。

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2017年10月25日のニュース