藍コーチ、2月初指導も 協会が東京五輪女子担当に就任要請

[ 2017年10月24日 05:48 ]

宮里藍さん
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 日本ゴルフ協会(JGA)の五輪競技対策本部は東京都内で強化委員会を開き、宮里藍さん(32)に20年東京五輪の女子担当コーチ就任を要請することを正式決定した。

 倉本昌弘強化委員長(62)は「宮里さんは選手に近い。選手が持たなければいけない経験値、新しい技術も含めてアドバイスができるものが多いと期待している」と期待感を示した。

 9月のエビアン選手権を最後に現役を引退した宮里さんは現在、病気療養中の父・優さん(71)ら家族のサポートを優先している。そうした事情に配慮して、正式に要請する時期については今後調整していく。

 東京五輪に向けた強化策の一環として、男女の強化指定選手を対象とした合宿を来年2月に宮崎県内で行う計画があり、宮里さんが受諾した場合はその合宿で初指導を行うことになる。男子担当コーチは、16年リオデジャネイロ五輪でヘッドコーチを務めた丸山茂樹(48)が継続して担うことが昨年10月に決定している。

 倉本委員長は「東京五輪だけでなく、その後の強化も考えると、いろんな人が集うべき。男子は丸山くん、女子は宮里さんを軸にコーチ陣を形成できれば」と2人以外のコーチを招へいする可能性に言及。候補の1人として片山晋呉(44=イーグルポイントGC)の名前を挙げた。

 ▽強化指定選手 男女とも前年日本ツアー最終戦終了時の世界ランキングで日本国籍を有する選手の中から申請のあった上位8人が選ばれる(男子のみ世界ランク300位以内が条件)。17年は男子が松山英樹、谷原秀人、小平智ら。女子は野村敏京、笠りつ子、鈴木愛ら。選手はナショナルトレーニングセンターなどの施設を利用できるメリットがある。なお、強化合宿(宮崎)はリオ五輪前の昨年2月にも行われ、3人が参加した。

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