大栄翔 鶴竜の指名で三番稽古 「横綱は離れても組んでも強いです」と脱帽

[ 2017年10月24日 16:36 ]

三番稽古で鶴竜(手前)に寄り切られる大栄翔
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 大相撲の秋巡業が24日、岡山市であり、朝稽古では幕内・大栄翔(23=追手風部屋)が横綱・鶴竜の指名を受けて三番稽古。必死に得意の押し相撲で挑んだが計10番で1度も勝てなかった。のど輪から押し出されたり、前まわしを引かれたりして、ほとんど勝機はなく「横綱は離れても組んでも強いです」と脱帽した。

 それでも、22日の大阪巡業でも大関・照ノ富士に指名されて15番とって3勝をもぎとるなど、上位陣から一目置かれる存在になりつつある。鶴竜は「若手だし頑張ってほしいと思うからね。徐々に(番付も)上がってきていますし」と指名の理由を説明した。

 大栄翔も「力が違いすぎたら指名もされない。ありがたいことだし、少しでもいいところを吸収したい」と前向きにとらえている。

 この日は横綱に対して、立ち合いでのけぞらせる一番もあった。「組んだら絶対勝てない。やっぱり突っ張って、いい角度で入れないと勝ち目はない」と自分の強みを再確認。23歳のホープは上位の胸を借りて、着実に成長中だ。

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2017年10月24日のニュース