スーパーボウルの再現はペイトリオッツが快勝 濃霧の中でファルコンズを圧倒

[ 2017年10月23日 15:48 ]

濃霧に包まれたジレット・スタジアム(AP)
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 昨季のスーパーボウルの再現となったペイトリオッツ対ファルコンズの一戦がマサチューセッツ州フォックスボロで行われ、地元のペイトリオッツが23―7(前半17―0)で快勝。3連勝を飾って今季成績を5勝2敗とした。

 試合は濃霧の中で行われ、ジレット・スタジアムには6万5878人が詰めかけたものの、スタンド上部からはプレーがほとんど見えない状態。タイトエンド(TE)のロブ・グロンコウスキー(28歳)も「こんなに濃い霧は見たことがないし、そんな中でプレーしたこともない」と戸惑っていた。

 それでもQBトム・ブレイディー(40歳)が29回中21回のパスを通して249ヤードと2TDを獲得。この日は今年2月のスーパーボウル同様、乳がんと闘病中の母ギャリンさんが観戦に訪れており「勝てて良かった。彼女の前向きな姿勢を見ているとうれしい」と笑顔を見せた。

 一方、スーパーボウルで25点のリードを守り切れずに延長で苦杯を喫したファルコンズは3勝3敗。FGを2度蹴ったが1つは相手にはたかれ、1つはポストに当てて失敗するなど得点機でミスが続出した。ペイトリオッツ守備陣の平均喪失ヤードはリーグ最下位(440・7)だったが、結局パスとランで稼いだのは343ヤードどまり。最後までリズムを作れなかった。

 第4Qの10分51秒、QBマット・ライアン(32歳)がWRフリオ・ジョーンズ(28歳)に1ヤードのTDパスを通し、前週のドルフィンズ戦の第2Qから続いていたチーム・ワーストの「無得点時間」は91分20秒間で阻止。しかしスーパーボウルにはほど遠い試合内容で、これで開幕3連勝のあと3連敗を喫した。

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