【羽生と一問一答】4回転ルッツ成功もVならず「悔しい思いと収穫があった」

[ 2017年10月21日 21:44 ]

「SEIMEI」の曲に乗り演技する羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 フィギュアスケートのGPシリーズ第1戦、ロシア杯は21日、モスクワで男子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)2位の羽生結弦(22=ANA)はフリーで初挑戦の4回転ルッツに成功するなどフリーでは上回ったものの、首位のネーサン・チェン(18=米国)を逆転できず2位に終わった。SP94・85点、フリーが195・92点で合計290・77だった。

 フリー冒頭で初挑戦の4回転ルッツで見事に着氷したが、その後のジャンプではミスが続き、精彩を欠いた。

 試合後の一問一答は以下の通り。

――フリーの演技を振り返って。

「挑戦をしにいきましたが、結果的にミスが出てしまっているので自分の弱さだなと思います」

――初挑戦の4回転ルッツには見事に成功した。

「完璧なジャンプではないので、まだまだいいジャンプができたなと思う。昨シーズンから積み重ねているループジャンプが、ショートとフリーともに入っていないのは残念です。ルッツに集中していたというのはありますが、まだまだ練習が足りないなと思う」

――18年の平昌五輪に向けて挑戦を続けている。

「一つ一つステップアップしていくしかないですし、過去と比較する気はあまりないのですが、とにかくいつもよりも前進していると思う。これからシーズン後半へ向けて一つ一つ課題をクリアしていきたい」

――「SEIMEI」についての演技は?

「まだまだ、いっぱいいっぱいです。自分の本来の演技内容ではないので悔しい。これからも努力を重ねていきたい」

――今大会を振り返って。

「悔しい思いと収穫があったという思いの両方あったので、まだまだ成長できると感じている。この思いを練習に繋げていけたらなと思います。やはりスポーツなので、楽しみながらスケートを続けたい」

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2017年10月21日のニュース