桃子 単独首位浮上 最終18番、チップインバーディーで奈紗にプレッシャー

[ 2017年10月21日 16:04 ]

女子ゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース第3日 ( 2017年10月21日    兵庫県三木市 マスターズGC=507ヤード、パー72 )

<マスターズGCレディース 第3日目>9番、ボールの行方を見つめる上田桃子(左)と畑岡奈紗
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 3位から出た上田桃子(31=かんぽ生命)が6バーディー、1ボギーの67をマークして通算11アンダーで2位に2打差をつけて単独首位に立った。

 1番パー5で残り88ヤードから第3打2を30センチに付けてバーディー発進し、2番でも伸ばした。3番で2・5メートルから3パットしたが、これがこの日唯一のボギー。激しくなる雨にも集中を切らすことなくスコアを伸ばした。

 後半は同組の畑岡と競り合った。12番は5メートル、13番は2メートルのバーディーパットを沈めた。17番でも4メートルを沈めて、畑岡と首位に並んで迎えた最終18番。グリーン右ラフからウエッジで放り込んでバーディー。ボギーの畑岡らに2打差をつけた。

 22日は悪天候が予想され、競技が中止となる可能性もある。価値あるチップインバーディーを「“お先に”のパーを取らないと、相手(畑岡)にプレッシャーをかけられない。入るとは思わなかった」と振り返った。

 畑岡とは3日連続で同組だった。「彼女(畑岡)がアグレッシブなゴルフを続けていたので、負けないぞという気持ちでやった」。

 ラウンド中、昨年亡くなった元巨人コーチの荒川博氏の言葉を思い出した。王貞治氏らを育て、合気道6段の腕前を生かしゴルファーの指導もした荒川氏には亡くなる直前まで師事した。前日、共通の知人から「荒川先生はいつも“大丈夫だから焦るな”と言っていたよ」とメールをもらった。「1日頭の中においてプレーした」。

 2打のリードで臨む最終日は台風の影響が懸念される。中京テレビ・ブリヂストン・レディース以来の今季2勝目を狙う上田は「悪条件になればなるほどスコアの差はなくなる」と気を引き締めた。

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2017年10月21日のニュース