佐藤優香3年ぶりV!「自分信じて」ランのデッドヒート制す

[ 2017年10月15日 12:17 ]

 トライアスロンの全日本選手権が15日、東京・お台場海浜公園周辺で行われ、女子は佐藤優香(25=トーシンパートナーズ・NTT東日本・NTT西日本・チームケンズ)が3年ぶり2度目の優勝を飾った。

 先頭集団でスイムからバイクに入り、チームの後輩の瀬賀楓佳(19)、久保埜南(20)とレースを引っ張った。ランでは高橋侑子(26=富士通)とのデッドヒートになったが「仕掛けるよりも自分のリズムで淡々と、自分を信じていった」と終盤で突き放してゴールテープを切った。

 ゴール後には3位の瀬賀を出迎え、抱き合ってハイタッチ。今大会中は久保埜を含めて3人同室で過ごし、チームワークを高めてきた。これまで若手と見られることが多かった佐藤は「後輩の存在は大きい。私が引っ張っていかなきゃと思うし、後輩に引っ張られることもある」と先輩の自覚を結果でも示した。

 今季は世界トライアスロンシリーズで奮わず「この大会は絶対に獲る」と決めていただけに「うれしい気持ちとホッとした気持ちの両方。来季につながる大きな手応えになった」と満足げに振り返った。

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2017年10月15日のニュース