ＳＧホールディングス、決勝Ｔ進出へ痛恨の逆転負け

日本女子ソフトボールリーグ （ 2017年10月14日 ）

　兵庫・豊岡、滋賀・甲賀、青森・弘前の３会場で第９節の６試合を消化した。初の決勝トーナメント（Ｔ）進出へ落とせないＳＧホールディングスは痛恨の逆転負け。太陽誘電とトヨタ自動車がビックカメラ高崎に続き、決勝Ｔへコマを進めた。

　ＳＧホールディングスは初回に柳瀬の２ランで先制しながら、先発・パーナビーが中盤に乱れ、逆転負けを食らった。「先制した後、追加点を取れなかったのが響いた。プレッシャー？それはないのですが…」と話す柳瀬主将の声に力がない。ベスト４最後のイスを狙う豊田自動織機も敗れ、そろって１１勝８敗。まだチャンスは残っている。「とにかく自分たちは全勝するしかない」と柳瀬は必死で前を向いた。

　≪シオノギ製薬　残留「諦めない」≫２度追いつく粘りも実らず、入れ替え戦出場が現実味を帯びてきた。２点を追う６回に神藤の適時打などで同点。１点を先に許したタイブレーカー８回も執念を見せた。ただ逆転する勢いはなく、岡村昌子監督は「もう少し打たないと…」と肩を落とす。残留できる１０位の伊予銀行とは３試合を残し２勝差。「うちらしい戦いができるようになってきたので、諦めずやります」と岡村監督は力を込めた。