杉原 床運動で“ハナヂ”も個人総合予選突破!決勝では平均台で“スギハラ”決める

[ 2017年10月6日 05:30 ]

体操・世界選手権第3日 ( 2017年10月4日    カナダ・モントリオール )

杉原愛子の床運動(共同)
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 「ハナヂ」と表記すれば新技のようにも見えるが、杉原愛子(18=朝日生命)にとっては技ではなく、災いだった。5日前から鼻血に悩まされており、この日も2種目目の床運動のウオーミングアップ中、左の鼻の穴から出血。「鼻にグリっと、ティッシュをめっちゃ奥にさして演技した。鼻で息をしたらティッシュが飛び出ると思って口で息をしたから、すっごいしんどかった」と振り返り、「鼻血が出たから緊張がほぐれたのかな」。53・265点の9位で、個人総合予選を突破した。

 「スギハラ」は決勝で決める。平均台の「足持ち2回ターン」は、今大会で成功すれば「スギハラ」と命名される。予選は安全策で1回ターンに難度を落としたが、決勝では2回ターンに挑戦するつもりだ。「決勝はみんなゼロからのスタート。攻めた演技をしたい」。明るい18歳が、新技で上位進出を狙う。

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