稀勢の里&鶴竜が朝稽古で土俵に ともに状態に手応え

[ 2017年10月6日 15:37 ]

 大相撲の秋巡業は6日、横浜市で行われ、ともに3場所連続休場中の横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)と横綱・鶴竜(32=井筒部屋)が朝稽古の土俵に上がった。

 稀勢の里は2日続けて秋場所新入幕の朝乃山(23=高砂部屋)を指名し、巡業初日だった前日の17番(15勝2敗)を上回る18番で12勝6敗。右上手を取れずに土俵を割る場面が前日よりも増えたが、稀勢の里は満足げだった。前日に「何でもやってこい」と朝乃山に注文。この日はすぐに右上手を取りに来るなど、いろいろな攻めを見せた相手に対して「昨日より今日の方が力が出ていた。対応能力が速い」と評価。「どんどん力を出させるような稽古をしないと。そうすることで自分の稽古にもなる」と説明した。

 鶴竜は稀勢の里の後に土俵に入り、平幕・千代の国と10番取って8勝2敗だった。関取との稽古は名古屋場所の前以来約3カ月ぶり。「最初は変な感じだったが、だんだん良くなった。(痛めていた)右足に関しては全然、違和感がない」と手応えを口にした。

 師匠の井筒親方(元関脇・逆鉾)は次に出場する場所で進退を懸けることになると話しているが、鶴竜は九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)に関して「今の感じだといい」と出場する考えであることを明かした。

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2017年10月6日のニュース