集大成五輪制覇へ 小平「究極な滑りを磨くことに集中」

[ 2017年10月3日 05:30 ]

平昌冬季五輪シーズンに向けて練習する小平奈緒
Photo By 共同

 スピードスケート女子の小平奈緒(31=相沢病院)が2日、長野市エムウエーブで練習を公開し、「気負うこともなく、ただひたすら自分のやりたい究極な滑りを磨くことに集中していきたい」と意気込みを示した。

 20日に同リンクで始まる平昌五輪シーズン開幕戦の全日本距離別選手権を控え、ここ2カ月で5度の合宿を敢行。準高地で体を鍛え、氷上でフォームの修正に取り組んだ。結城匡啓コーチは「非常にいい体ができた。筋力はほぼベストの状態でここまで持ってくることができた」と評価。充実の夏を経て、しなやかさが磨かれた。

 先月16日に北海道で行われた記録会では非公認ながら500メートルで37秒23と、自身の国内最高記録を上回るタイムをマーク。「五輪もW杯もトライアルもリンクで滑ることは変わらない。最速を目指すことも、ただ大会名が変わっているだけ。自分の中では滑ること以外、考えることはない」。心身ともに成長を続ける31歳のエースは静かに勝負のシーズンを迎える。

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