稀勢が土俵入り、復活に意欲示す 左上腕は「良くなっている」

[ 2017年9月30日 05:30 ]

地元・茨城の笠間稲荷神社で奉納土俵入りをする稀勢の里。太刀持ちは松鳳山(左)、露払いは輝
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 左上腕の負傷などで大相撲秋場所を全休した横綱・稀勢の里(31=田子ノ浦部屋)が29日、茨城・笠間稲荷神社で約3000人の前で雲龍型の横綱土俵入りを披露した。休場決定後に公の場で取材に応じるのは初めてで「朝から晩まで相撲のことを考えていた。復活しようという気持ちで過ごした。15日間、土俵を務められるようにやるだけ」と復活への意欲を示した。

 3月の春場所で負傷した左上腕などは「だいぶいい。7月(の名古屋場所)に比べれば何倍も良くなっている」という。「筋肉を戻して感覚が戻れば、いい相撲が取れる」と手応えも感じており、九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)に向けて、全日本力士戦士権(10月2日、両国国技館)の幕内トーナメントに出場することを明言した。

 3横綱2大関が休場した秋場所は自らが鍛えた阿武咲ら若手が活躍。「ワクワクしながら見ていた。また違う刺激をもらった」と初めての全休でも得るものはあったようだ。

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