日馬富士 Vから一夜 一人横綱の責任果たし喜び「本当に良かった」

[ 2017年9月25日 12:31 ]

会見後、ガッツポーズで写真撮影に応える日馬富士
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 大相撲秋場所で7場所ぶり9度目の優勝を飾った横綱・日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)が千秋楽から一夜明けた25日、東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で会見した。「最初は心技体がうまく合わなくて、ばたばたして、どうなるかなと思った。いい結果で終われて本当に良かった」と喜びを語った。

 千秋楽で本割、優勝決定戦と2番続けて倒した大関・豪栄道には「お互いに横綱、大関。力を出しきった。今回は土俵の神様が味方してくれた。前回(豪栄道が)優勝したときにはぼくも負けているわけですから」と気遣った。今後の目標に「2桁優勝はとりたい気持ちがある」と話した。

 日馬富士は1場所15日制が定着した1949年夏場所以降で幕内優勝の最低成績に並ぶ11勝4敗ながら、99年ぶりに3横綱2大関が休場した異常事態の場所で一人横綱の責任を果たした。

 日馬富士は序盤で3連続金星を配給し2勝3敗となり、一時は休場も危惧されたが、中盤、終盤と集中力を見せ、一時は3差を付けられていた豪栄道を逆転した。11勝での制覇は96年九州場所の大関武蔵丸以来3度目で、金星4個を与えながら優勝した初めての横綱となった。

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