日馬富士 逆転で7場所ぶり9度目のV!本割、決定戦で豪栄道に連勝

[ 2017年9月24日 17:43 ]

大相撲秋場所千秋楽 ( 2017年9月24日    両国国技館 )

<秋場所千秋楽>幕内優勝決定戦で豪栄道を寄り切りで破る日馬富士(右)
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 大相撲秋場所は24日、東京・両国国技館で千秋楽を迎え、幕内は横綱・日馬富士(33=伊勢ケ浜部屋)が優勝決定戦の末大関・豪栄道(31=境川部屋)を寄り切りで下し、昨年名古屋場所以来7場所ぶり9度目の優勝を飾った。

 星一つリードする豪栄道に、1人横綱が立ちはだかった。立ち合いで下からぶつかり右前みつを捉えた日馬富士が、十分な体制で寄り切って4敗で並び、勝負は優勝決定戦へ。

 決定戦も、立ち合いから万全の態勢でガツンとぶつかり、顔が上がった豪栄道に何もさせないまま寄り切った。気持ちを押し出す圧倒的な強さを見せた日馬富士。土俵を割った豪栄道の肩をポンポンと叩き、敢闘を称える優しさも見せた。

 本割、決定戦に連勝して逆転したのは今年春場所の横綱稀勢の里以来11度目だが、11日目終了時点で、豪栄道に3差を許しており、10日目以降に3差を逆転したのは初めて。

 今場所は99年ぶりに3横綱2大関が休場する異常事態だった。11勝で制するのは1996年九州場所の大関武蔵丸以来で、1場所15日制が定着した49年夏場所以降で3度目の最低成績。日馬富士も金星4個を配給するなど途中まで苦しんだが盛り返し、最後は横綱の意地を見せた。

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