トランプ大統領が国歌斉唱で整列しないNFL選手を批判

[ 2017年9月23日 12:52 ]

アラバマ州ハンツビルで支持者を前に熱弁をふるうトランプ大統領 (AP)
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 ドナルド・トランプ米大統領(71)は22日、アラバマ州ハンツビルで支援者を前にして演説を行ったが、この中でNFLの現状について言及。昨年から国歌斉唱の際に整列しない選手が続出していることに触れ「星条旗をリスペクトしない選手はクビにすべき。もしそんな選手を1人でも見かけたら、ファンはすぐにスタジアムを出て行ったほうがいい」と語り「これを止めさせることを約束する」とNFL側になんらかの圧力をかける意向を示した。

 NFLでは警察官による黒人への暴力的行為が各地で続出したことを受け、昨年から選手が反発。49ersに在籍していたQBコリン・キャパニック(29)を皮切りに、試合前の国歌斉唱時に膝をついたり、ベンチに座ったままの選手が各チームで見られるようになった。キャパニックはオフにFAとなったが、現在に至るまでどの球団からもオファーがこない状態。この“人事”をめぐっては「不当な差別だ」と各地で批判の声が上がっている。今季開幕後も各チームで数選手が抗議のポーズを継続。ベンチに座ったままのシーホークスのDEマイケル・ベネット(31)はシーズン終了まで、国歌斉唱時に整列しないことを明言している。

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2017年9月23日のニュース