羽生 五輪連覇プラン、コーチ示唆 今季後半4回転ルッツ導入

[ 2017年9月23日 05:30 ]

フィギュアスケート オータム・クラシック ( 2017年9月21日    モントリオール )

「SEIMEI」の曲をかけて練習する羽生
Photo By スポニチ

 今季初戦を迎える羽生結弦(22=ANA)が公式練習に参加し、22日の男子ショートプログラム(SP)に備えた。右膝に痛みが生じたため、今大会は右足で踏み切る4回転ループの回避を決断。一方で今季後半戦に4回転ルッツを導入する計画も浮上し、2連覇を狙う平昌五輪の最終プランが見えてきた。女子SPでは三原舞依(18=神戸ポートアイランドク)が66・18点で2位発進した。

 五輪シーズン初戦を前に、羽生がアクシデントに見舞われた。約10日前に右膝を少し痛めたという。「大事には至っていない。至らないように右足で踏み切るループは抑え気味にする」と今大会は4回転ループを回避する方針だ。

 一方で、オーサー・コーチは4種類目の4回転ジャンプとなる4回転ルッツについて「今季の計画に入っている」と後半戦での導入を示唆した。今大会は全体の難易度を落とす一方で、フリーの後半は4回転ジャンプ3つとトリプルアクセル(3回転半)2つを組み込む最高難度のジャンプ構成に挑戦する。今後前半に4回転ルッツを入れやすくなる構成だ。4種類の4回転ジャンプ5つに、2つのトリプルアクセルの構成となれば、基礎点は当初のプランより5・85点アップ。前週自己ベストを出した宇野より1・87点多くなる。

 今回は平昌五輪の最終プランへ向けたテストの場にもなるため、羽生は「今できることは決まっている。出し切れるように集中したい」と気を引き締めた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年9月23日のニュース